プライベートで使っているiMacを新調しました。
Intel iMacではパワー不足な局面が多くブログの更新などにも影響が出かねなくなってきたので思い切って購入。
購入したiMacの仕様
今回購入したiMac、仕様的には次の通りです。
チップ : Apple M1チップ (8コアCPU、7コアGPU)
ストレージ : 1TB SSD
メモリ : 8GB
ポート : Thunderbolt/ USB 4 × 2ポート
入力 : US配列 Magic Keyboard、Magic Trackpad
ディスプレイ : 24インチ 4.5K Retina
ボディカラー : シルバー
カスタマイズ内容
ポートが2つしかないことから分かるように、Appleで吊るしで売ってる一番安いiMacをちょっとだけカスタマイズ(上の赤字の部分)してみました。
キーボードがUS配列なのはもう身体に染み付いているので変えようがないです。
ストレージは奮発して1TBのSSD。これが プラス44,000円。ローカルに大量のデータを抱え込んでいるので256Gとか512GBでは足りません。
でもIntel iMacの下取り価格と1TBのSSDの価格が同じなので、結局税込み154,800円でした。
メモリとポート
他のiMacと比較して悩んだのは2点。
ポートが2つで足りるかという点と、メモリが8GBで足りるかという点。
ポートについて
いま使っている周辺機器は、
- USB-AのHDDが2台
- USB-AのCD/DVDドライブが1台
- USB-AのiPod Classic
- USB-CのiPhone 11
- HDMIの液晶モニタ
- デジカメのSDメモリカード
今まではUSBのハブが1個あれば良かったんですけどね。
かといってポート4つのiMacにするとそれだけで約20,000円も値段が上がりますし、2ポートにしてドッキングステーションを別途購入してもやっぱりそれ位の値段がしちゃいます。
自分がどんなアダプタを持っているか確認してみたら、Apple純正の「USB-C Digital AV Multiportアダプタ」があったんですね。
これはiMacのThunderbolt(USB-C)ポートに繋いでHDMIとUSB-AとUSB-Cを取り出せるので、HDMIで液晶モニタと、USB-CでiPhone11を接続し、さらにUSBハブをかませてiPod ClassicとCD/DVDドライブを接続することにしました。
さらにMacBook用に買ったものの発熱が酷くて使っていなかったHyperDriveのUSBハブも使ってみることにしました。
このハブ、HDMIで外部モニタと繋ぐと発熱しまくりなのですが、給電しないUSB-Aなら温かくなるレベルで済んでいます。
なので2台の外付けHDDはこのHyperDriveで接続しています。またSDカードも読めるのでデジカメからのデータ転送もこれ経由で行うことにしました。
HyperDriveだけだと外部モニターの使用自体を躊躇するところでしたが、モニターは純正のアダプタで、それ以外の拡張はHyperDriveでとうまく使い分けすることができてラッキーでした。
結論的に、周辺機器が多い人はポートは多くあった方がいいでしょうし、そうなると4ポートのiMacを購入しそれでも足りなくなったらアダプタやドッキングステーションの購入を検討するのが良いのではないでしょうか。
逆に周辺機器がほとんど無い人なら2ポートiMacで十分でしょう。いざとなれば純正の「USB-C Digital AV Multiportアダプタ」で対応できると思います。
メモリについて
もう一つの悩んだのが8GBにするか、プラス 22,000円して16GBにするかです。
古くからMacのマルチウィンドウ環境に慣れている人って、同時に複数のアプリとウィンドウを開いて、あっちこっち移動しながら作業すると思います。
もちろん私もそうで、”ミュージック”アプリで音楽を流し、”カレンダー”アプリで予定を確認し、”GraphicConverter” という画像編集アプリで画像を編集し、”OmniOutler”でブログの下書きをし、ターミナルを開いてファイル処理をし、ChromeとSafariを立ち上げてそれぞれ10個くらいタブを開いて作業しています。
こんな使い方ですが16GBだったIntel iMacだとメモリの空きは余裕だったので、今回は8GBメモリにしてみました。
これがある日のアクティビティモニタの様子です。
ちょっと厳しいですね。SSDなので体感するほどMacが遅くなることはないのですが、内部的にはSwapしまってくるいるようで、あっという間にKernel_taskのディスクI/Oが100GBを超えてきます。
プロセスのところに見える AMPDeviceAgentとAMPLibraryAgentはメディア系の監視プロセスです。ミュージックアプリと合わせて4GBも使っていますね。
AMPDeviceAgentはiPodやiPhoneを接続した時に立ち上がってくるプロセスで、接続を解除すればいなくなるので、通常はiPodやiPhoneは接続しないような運用にすれば回避できます。
また私の場合はミュージックアプリで20万曲以上を管理しているのでそれもミュージックアプリの使用メモリ増加に繋がっている可能性が高いです。
複数のアプリを同時に立ち上げて使っている人、画像や音楽、映像などメディアファイルを大量に抱えている人、大容量のデータを処理する必要のある人などは8GBはやはり足りなさそうです。22,000円余計にかかりますが16GBにするのが無難だと思います。
逆にアプリは全画面で使うだけ、音楽や映像はストリーミングで聴くからOKなら8GBでも十分でしょう。
気になるパフォーマンス
噂通りの爆速パフォーマンスでした。
これもある日のアクティビティモニタ。
AMPDeviceAgentが300%を超えているのはiPodの同期をしているからですね。このくらいになるとミュージックアプリも足を引っ張られて動作が緩慢になってきます。
でもiPodを外せば元通りの爆速iMacです。
とにかくM1に最適化されたアプリは爆速という言葉以外が見つかりません。これだけストレスなく作業が捗ると、これからはブログの更新回数も増えそうです。
また、以前のIntel iMacだとSpotlight系のプロセスが動かないようにしたり、warmdを止めたりといろいろ気を使っていたのですが、M1になってからはその辺をあまり気にしなくていいので楽チンです。
余計なプロセスの止め方
ミュージックアプリを終了してもAMPLibraryAgentが生き残って無駄にメモリとCPUを浪費していることがあります。
そんな場合はターミナルから次のコマンドを実行してプロセスを止めます。
pkill AMPLibraryAgen
Intel CPU + Big Surだった時には warmd というプロセスが無駄にディスクアクセスを発生させていたのですが、M1 + Montereyにしたらwarmdがいなくなってホッとしています。
M1だから不要なのか、Montereyから仕様が変わったのか。もしMacが変に遅かったりディスクアクセスが異様に多い場合はwarmdが動いていないか確認してみましょう。このプロセスはアプリの起動を早めるためにディスクキャッシュしているだけなのでプロセスを止めても問題ありません。
warmdを止めるコマンドは
launchctl kill -9 system/com.apple.warmd
どれも実行は自己責任で。