Office 365のライセンス認証問題 aka Mac上で編集できない

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会社でOffice 365 Businessを購入。
会社と自宅のMacにインストールし思った以上に出来が良いソフトだなぁと思っていたが、さすがマイクロソフト、とんでもないトラブルに遭遇してしまった。
なんとか解決できたのでメモ代わりに。

まず環境。
MacBook Pro 13 (2017モデル)。RAM 8GB、SSD 256GB。
OSはHigh Sierra。
Office 365 Businessは2017年10月。

Office 365 Businessの年間ライセンスを購入し、会社と自宅のMac(環境はどっちもほぼ同じ)にインストールし、それぞれ同じマイクロソフトアカウントでライセンス認証。

ここまでは問題なし。

ところが初回インストールしてから1週間後くらいに、Wordだけがおかしくなってしまった。
ExcelとPowerPointは問題なく使えていた。
Office 3兄弟の内パワポだけは他所から買われてきたいわば貰われっ子なので、パワポだけ挙動が違うならなんとなく判るがWordだけがおかしいというのも何か変だ。

ちなみに、言語屋だったマイクロソフトがOS屋になったのはSCP(シアトル・コンピュータ・プロダクツ)からQDOSというオペレーティングシステム(というよりLoader)を開発者(ティム・パターソン)ごと買い取ってから。また良くも悪くも一世を風靡したInternet ExplorerはSpyglassから2000万ドルだかでライセンスを買ったNCSA Mosaicが元になっている。

話を戻して、おかしいというのは、図のような”Mac上での編集ができません” といった意味のメッセージと「アカウント」と書かれたボタンがリボンの上に表示される。
メッセージの言うとおりドキュメントの編集はできない。
メニューを見ると新規作成や開いている文書の保存などもグレーアウトされ使えなくなっている。

まっ要するにライセンス認証に失敗しているわけで、いつもの通りアンインストールしてからクリーンインストールからやり直し。

以前のMS-Officeとはファイルの管理方法が変わっているので、アンインストールするにはライブラリフォルダーのどこそこを探ってファイルを削除してといった作業が必要になる。
ググってもらえば情報は出てくるが、一般の人がこの作業をやるのはかなり難しいと思う。
それにしても昔からMicro$oftと馬鹿にされるMSだが、その肝心の金が絡むところでバグるのはいただけない。

問題のないExcelやPowerPointまでアンイストールするのは気が引けるが、でもとにかく丸ごとアンインストールしてからクリーンインストールしてライセンス認証。

これでWordもまた普通に使えるようになってめでたし・・・とは行かなかった。

1週間ほどするとまたWordだけに同様の問題が発生してしまった。
またアンインストールしてクリーンインストールとなると仕事が1時間は止まってしまう。再発している以上、また同じことが繰り返され1週間毎に再インストールするのはたまらないので根本的な解決策、または簡単な回避策を考えなければならない。

ちなみに、日本語で「Office 365 Mac上で編集ができない」と検索するとトップにヒットするのがこれ。

「アカウントはmac上での編集ができません」「編集機能はロックされている」と表示され編集ができない。文字を打ち込めない。mac

 

Office365 Mac上で編集ができない

この質問に対する回答を読むとMSのサポートのレベルの低さが実感できる。
Appleのサポートのレベルと比べると雲泥の差だが、先日iPhone 6sを表参道に持ち込んだ時の担当者はMSレベルでがっかりしてしまった。

さて、根本的な解決を・・・という前に念の為もう一度ライセンス認証をしようとすると、Wordがクラッシュすることに気が付いた。
リボンの上に現れるアカウント認証ボタンを押すとビーチボールがぐるぐる1分間ほど回った挙句にWordがクラッシュ。
Wordメニューからライセンス認証を選んでもビーチボールがぐるぐる1分間ほど回った挙句にWordがクラッシュ。

ライセンス認証すらできないのではこれは本格的に返品を考えないといけないなぁと思いつつUSの事例をググって得た当面の回避策がこれ。
今のところこれで問題は再発していないので、Office 365(Mac)で編集できない、要するにライセンス認証が正常に行えていない場合は、再インストールのような時間がかかることや、MSにサポートを依頼するようなストレスが溜まることはせず、次の方法を試して欲しい。

Office 365がライセンス認証がされているにも関わらず機能制限モードになったら、
アクティビティモニタを開き「Office365ServiceV2」というプロセスを強制終了させる。

そのままOfficeの問題になっているアプリに移ればライセンス認証することができる。

このプロセスはOfficeアプリが起動すると同時に裏で立ち上がるようで、恐らくMSのサーバーとラインセンス認証のやり取りをしているのだろう。
ただデキが悪いのでサーバーとの通信を握ったままコケることが多いのではないだろうか。
Officeアプリにはネットワークの種類が変わる(会社のProxyサーバー付きネットワークから自宅の直結ネットワークにとか)とクラッシュするというバグがあるが、これとも関係しているかもしれない。

とにかく、ライセンス認証関係でトラブったらまずは「Office365ServiceV2」を疑えという知見が得られたのは大きい。

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