Remote control VLC using VLC Remote

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Macで普通にDVDを鑑賞したり、iTunesで音楽を聴いたり動画を観たりするには、最近の機種に搭載されているFront Rowとリモコンを使えば遠隔操作ができますね。
またiPhoneと無料配布されている「リモート」アプリを使えば、iPhoneからiTunesを利用する事ができます。

でも、世の中には輸入物のリージョン1なDVDも観たいとか、iTunesで観れない形式のの動画も観たいとか、様々な要求がある訳で、そうした人に便利なのがVLCというメディアプレイヤー。

今回はこのVLCをiPhoneからリモート操作しようというのがテーマ。

まず最新版のVLCをゲット。
PPC用、Intel用、Universal用あるので適切なものをダウンロードしインストールしてください。

次にVLCをリモートコントロールできるよう設定します。

まずVLC → 環境設定で環境設定パネルを開きます。
「インターフェイス」タブを選択し、左下のBasicのチェックを外しAllにチェックを入れます。
すると左図のように全部の設定項目が表示されるので、インターフェイス項目のメインインターフェイスを選択。
右側に表示される「その他のインターフェイスモジュール」のうち、「HTTPリモート制御インターフェイス」にチェックを入れます。

右下の「保存」ボタンを押して環境設定パネルを閉じ、VLCもいったん終了します。

続いてVLCのリモートコントロール機能へのアクセス権を設定します。
ただしこれ、ターミナルを使ってVLCの初期設定ファイルを書き換えるのでちょっと難しいです。
間違えるとVLCが使えなくなったり、重大なセキュリティ問題を抱える場合もありますので、自信がなければ他の信頼できる人にお願いするなどしてください。

まずターミナルアプリケーションを起動します。
ターミナルウィンドウで以下のコマンドを入力します。

open -e /Applications/VLC.app/Contents/MacOS/share/http/.hosts


これでVLCの設定ファイルを開いた状態でテキストエディットが起動するはずです。
知っている人は直接VLCのパッケージを開いてエディターで開いても構いません。

開いたファイル中の”# private addresses” という行の下に数字やピリオドがズラズラ並んでいるので、その中の”#fc00::/7″という行から”#169.254.0.0/16″という行まで、行頭の”#”を削除します。

ただし、これだとLAN内の全てのコンピュータからVLCを操作できてしまうので注意してください。
職場でこの設定するのは厳禁。家庭内LANであっても家族に観られたくない、知られたくないDVDや動画がある場合はVLCをリモート操作するのは諦めた方が賢明でしょう(笑
IPアドレスに関する知識がある人は、この設定ファイルを見れば簡単に設定方法は推測できると思いますし、VLCのドキュメントを参照して適切な設定ができうると思います。

設定ファイルを書き換えたら、ファイルを保存し、VLCを起動します。
問題なく起動すればOK。VLC側の設定は終了です。

次にiPhone側の準備。
でもこれは簡単。無料のアプリを一本ダウンロードするだけ。
VLC Remote Free
これをiPhoneにインストールしてください。

iPhoneでVLC Remote Freeアプリを起動すると、LAN内のコンピュータのIPアドレスが表示されます。
先ほどVLCを起動したマシンは右側に三角のコーン、つまりVLCのアイコンが表示されているので、それをタップすると、一番上の画像のようなコントロール画面になります。
ここで、DVDの停止/ポーズ、音量の制御、チャプター送りなどの基本操作を行なうことができます。

ただし、これだけではディスクの選択とか動画ファイルの選択ができません。
無料バージョンの制限ですね。
ディスクの選択はMac側で手動で行なうことになります。つまりVLC Remote Freeで出来るのは、その後のDVD操作だけ。

これではちょっと・・・というので、結局本格的に使うには有料版VLC Remoteを使うことになります。
なお、今なら期間限定で有料版VLC Remoteを115円で入手できます。
VLC Remote
icon
有料版の方はDVDディスクの選択からMac内の動画ファイルのブラウズまでできるので、VLCを普通に使うには十分な機能を持っています。

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