macOS 13 VenturaのVenturaはカリフォルニアのVentura

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macOS 13の名称は「Ventura」。

OS X Mavericks以来伝統のカリフォルニアの地名シリーズである。

Mojave(モハベ)が南カリフォルニア、Catalinaがロサンゼル沖の島、Big Surがカリフォリニア中部、Montereyがサンフランシスコの南方と来て、また南カリフォルニア、ロサンゼルスの地名である。

Venturaという地名はそう説明されれば何となく分かるという人も多いだろうが、70年代にウェストコーストロックを聴き、日本で放送されるアメリカのTVドラマを観て育った人にとっては、アメリカそれもウェストコーストへの憧憬が掻き立てられ胸が熱くなる地名でもある。

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Ventura Highway – America

まず思い起こすのが、3人組のポップロックバンド「America(アメリカ)」の大ヒット曲「Ventura Highway」。

▲ロンドンで結成されたアメリカ人3人組、要するにイギリスに駐留する米軍人の息子たちによるバンド。

でも音は完全に当時70年頃のウェストコーストのサウンド。

このイントロやコーラスを聴き、当時はまだ遠かったカリフォリニアを想像しながら胸をかきむしられた人も多い。

実際、macOS 13の名称がVenturaだと聞いてみなAmericaのこのヒット曲も思い出しただろう。

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白バイ野郎ジョン&パンチ

日本で70年代後半に「白バイ野郎ジョン&パンチ」というタイトルで放送されていた、カリフォルニアのハイウェイパトロール(白バイ)のジョンとパンチのコンビの活躍を描くテレビドラマ。アメリカ本国でのタイトルは「CHiPs」。California Highway Patrolsの略である。
この番組のオープニングで ”こちらメリーセブン3号、4号! ただいまヴェンチュラハイウェイを北上中!” というセリフがある。
”メリーセブン3号” というのは無線のコールサインで、英語だと 7 Mary 3。本部に自分たちがヴェンチュラハイウェイをパトロール中であることを伝えるセリフである。

▲これがカリフォルニアのフリーウェイか、これがアメリカの白バイかとみんなTVに釘付けになっていた人気番組である。

このドラマ自体は暴力的な凶悪犯とか血なまぐさい流血シーンとかは全然なくて、暴走族が更正する話とかこそ泥を捕まえる話とか、ある意味日常的な警察のお仕事を牧歌的に描いているのが特徴である。
そのオープニングで2人が走っているのがたぶんヴェンチュラハイウェイ。だって無線で ”ヴェンチュラハイウェイを北上中” と行っているのだから、たぶんヴェンチュラハイウェイ。みんなそう思って見ていたはず。
後日、初めてカリフォルニアを訪れレンタカーを運転した際に念願のヴェンチュラハイウェイを走ってみたことがある。

まぁ普通のアメリカのフリーウェイで特に変わったところもないが、でも長年の思いが叶ってかなり感激したことを覚えている。

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今回はmacOS Venturaだったが、次はどこになるのだろうか。

このところカリフォルニア中南部が続いているので、次はまた北カリフォルニアの地名に戻るのだろうか。

 

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