ブラッド・ピットは建築や家具などにも造詣が深く、映画や音楽など含めてアーティステックな分野への興味関心が強い人のようだ。
その彼のフェイバリットミュージシャンがニック・ドレイク(Nick Drake)。説明するまでもないがたった3枚のアルバムを残して1974年に亡くなってしまった英国のシンガーソングライター。
一般的な知名度はほぼゼロ、相当なファンでもないと名前を知ることはないが、しかし一部のファンからは永く愛されてきたいわゆるカルトなミュージシャンだった。
スポンサーリンク2004年にBBCが制作したニック・ドレイクの遺した足跡を追うラジオのドキュメンタリー番組「Lost Boy: In Search Of Nick Drake」の案内役がブラッド・ピットだ。
BBCからオファーを受け二つ返事で引き受けたそうだ。
▲YouTubeならここで聴ける。
▲またWebアーカイブにも残っている。
セックスシンボル的な側面もありながら「セブン・イヤーズ・イン・チベット」に出演したり、このように日の当たらないミュージシャンが好きだったりと僕たちの同じような感性、センスを持つブラピ。こうした活動ももっと日本で紹介されるようになって欲しい。
▲1968年から1969年にかけて録音された1st「Five Leaves Left」。ジョー・ボイドのプロデュースでストリングス・アレンジはロバート・カービー。
▲1970年に録音され71年春にリリースされた2nd「Bryter Layter(ブライター・レイター)」。3枚の中では最も聴きやすいアルバムかもしれない。
▲1971年にたった2日で録音され72年にリリースされた3rdアルバムにして遺作「Pink Moon」。”歌” としては極北の表現であろう。
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