Mac版MS Teamsの余計なオーディオデバイスを完全に削除する方法

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MS Teamsのオーディオデバイス

MacでMicrosoftのOfficeアプリを使うとMS Teamsというコラボツールがインストールされることがある。

TeamsだとWeb会議をしようにも相手が少ないし、WebExやZoomなどに慣れた相手からは嫌がられるしでTeamsをアンイストールしてしまう人も多いだろう。

ところがTeams単体でもOfficeスイート丸ごとでもあっても、アンイストール後にTeamsのオーディオ入力デバイスがゾンビのように残っているようだ。

名称は「Microsoft Teams Audio: Microsoft Teams Audio Device」である。

何の働きもしないくせにメモリとCPUパワーを消費するし、オーディオ関係の設定であちこちに顔を出してきて煩わしい。

そもそも本体のアプリを削除したのに何のために居るのか分からないものが残っているのは非常に気持ちが悪い。

そこで、この邪魔な「Microsoft Teams Audio: Microsoft Teams Audio Device」を完全に削除する方法を紹介する。

この「Microsoft Teams Audio: Microsoft Teams Audio Device」がどんな場面に顔を出すのかというと・・・

▲QuickTime Playerでオーディオ収録する際に入力ソースを選択する画面。

なぜかMicrosoft Teams Audio: Microsoft Teams Audio Deviceという選択項目がある(赤で囲った部分)。

▲また「Audio MIDI設定」にも顔を出す。

これが何なのか疑問に思う人も多いようで、MSのコミュニティにはこんな質問が上がっている。(しかも複数出力の意味が分からない人物が回答していてYahoo知恵袋以下とも言われるMSのコミュニティのレベルの低さが分かる)

では「Microsoft Teams Audio: Microsoft Teams Audio Device」のプロセスはどうなっているか。

アクティビティモニタで確認してみよう。

▲検索ボックスに ”Teams” と入力すると「Core Audio Driver (MS TeamsAudioDevice.driver)」というプロセスが見つかる。

こいつがTeams Audio DeviceでCPUも消費していることが分かる。

ただデバイスドライバということでOSのカーネルと深く結びついていて、簡単にkillすることはできない。

▲「Core Audio Driver (MS TeamsAudioDevice.driver)」プロセスの詳細。

プロセスをkillできないので「Core Audio Driver (MS TeamsAudioDevice.driver)」をアンイストールするにはファイルを削除し、OSを再起動することになる。

▲ファイルの場所は /Library/Audio/Plug-Ins 。

ファインダー(Finder)でメニューから「移動」→「フォルダへ移動…」を選び、/Library/Audio/Plug-Ins と入力してリターンを押す。

▲すると「HAL」フォルダー内に「MS TeamsAudioDevice.driver」というサブフォルダーがあるので、このフォルダーごとゴミ箱に捨てれば良い。

システムにとって重要なフォルダーなので、ゴミ箱に捨てる際にMacのパスワードを求められるので入力しよう。

ゴミ箱に捨てたらMacを再起動する。

▲再起動したらアクティビティモニタで ”Teams” という名のプロセスがあるか確認してみる。

ファイルをフォルダーごと捨てているので、Teams関係のプロセスは見つからないはずである。

▲QuickTime Playerでオーディオ収録し、入力のソースを見ればTeams Audio Deviceが消えていることが分かる。

これでMS Teamsが勝手にインストールした「Microsoft Teams Audio: Microsoft Teams Audio Device」が削除されていることが確認できた。

目障りだったものがいなくなったし、多少でもリソースが軽くなったのは何よりである。

最後、忘れずにファインダーから「ゴミ箱を空にする…」を実行し、「Microsoft Teams Audio: Microsoft Teams Audio Device」の残骸を永遠に葬り去っておこう。