モリソン・ホテルとハード・ロック・カフェ

ドアーズ(The Doors)の「モリソン・ホテル(Morrison Hotel)」は1970年のリリースだったので2020年には ”50周年記念盤” として例によってDeluxe版とかLPセットとかいろんなフォーマットでリリースされていた。米国では。

なんと、日本では50周年記念盤はリリースされなかったこと最近知った。うーむ、日本ではいまイチ人気が低いアルバムだからか。

そして1971年のラストアルバム「L.A. Woman」は今年が50周年だがまだ50周年記念盤が出るという情報はない。ドアーズほどのことだから米国では当然リリースされるとは思うが。

そのMorrion Hotel のジャケット裏に写るバーの名前が「Hard Rock Cafe」。アメリカンカジュアル・レストランとして有名な「ハード・ロック・カフェ」と思ってはいけない、ドアーズの方が先であってハード・ロック・カフェの方が後である。


Morrison Hotelのアルバムジャケットはアメリカの写真家/ミュージシャンであるヘンリー・ディルツ(Henry Diltz)が撮影していて、ジャケットの表面はMorrison Hotelという実在するホテルでの写真が、裏面にはHard Rock Cafeというバーの写真が使われている。

そしてLP時代はA面が「Hard Rock Cafe」サイド、B面が「Morrison Hotel」サイドと呼ばれていた。

ヘンリー・ディルツの回想によると、Morrison Hotelの写真を撮った後(夕方5時ころ)、飲みに行こうぜと数ブロック先まで行って見つけたのがこのバーだったそうだ。

その写真をアルバムカバーに使ったところ、イギリスから電話があって、”Hard Rock Cafe” という名前をロンドンに開くカフェの名前として使わせてくれとお願いされた。

このように当事者の言葉として断言されている。

ハード・ロック・カフェの名前の由来がドアーズのアルバム・ジャケットからというのはわりと有名だと思うが、あの店がLAに実在する店だったというのは意外と知られていないかもしれない。

(昔別のブログに書いた記事に転載・追記)