Badfingerの再演アルバム「No Matter What - Revisiting the Hits」には50年ぶりにトッド・ラングレンが参加

 Badfingerが40年ぶりの新作アルバム「No Matter What - Revisiting the Hits」をリリースしている。

中心人物のピート・ハムとトム・エヴァンスが自殺を遂げたことや、ブレイクしそうになっては何度も失敗したことから悲劇のバンドと呼ばれるが、ジョーイ・モーランドが名前を引き継いでライブ活動は続けている。

そのジョーイ・モーランド中心のバッドフィンガーが突然アルバムをリリースし、しかも過去のヒット曲や名曲を再演しているとあれば、これは聴かざるをえない。

単なる再演アルバムではなく、アルバート・リーやソニー・ランドレスにテリー・リードといったギタリスト、ジェスロ・タルのイアン・アンダーソン、ヴァニラ・ファッジのマーク・スタイン、リック・ウェイクマンなどが参加している豪華再演アルバムだった。

ジョーイの老後の資金になるアルバムじゃなくて、若い頃の楽しい思い出を再現したかったのだなぁとほのぼのするアルバムでもあり、これはこれで聴いている方も楽しいのではないか。

個人的な聴き物は3曲。

テリー・リードが歌ってイアン・アンダーソンのフルートも聴ける ”Day After Day"。バッドフィンガーの「Straight Up」収録の曲で、ピート・ハムの真骨頂である切ないメロディのヒット曲。

オリジナルではジョージ・ハリソンのスライド・ギターが聴けるが、ここではテリー・リードが代わりをつとめている。

マシュー・スィートがボーカルとギターで参加の ”Baby Blue" はまるでマシュー・スィートのオリジナル曲みたいな緊張感ある切ないポップソングになっている。

そしてたぶん一番話題になると思われるのが ”Without You"。ニルソンで有名になった曲だけどオリジナルはもちろんバッドフィンガー。

このアルバムではなんとトッド・ラングレンがボーカルで参加している。

トッドは「Straight Up」のプロデュースもしているので、バッドフィンガーとは50年ぶりのコラボである。

Sparksも50年ぶり、Badfingerも50年ぶりと最近のトッドはひっぱりだこな気がする。