元バングルズ(The Bangles)のスザンヌ・ホフス(Susanna Hoffs)の新作カバーアルバム「Bright Lights」がとってもマニアックだ。
マニアックというのはもちろんその選曲。
これまでマシュー・スィート(Matthew Sweet)とのUnder The Coverシリーズで多くのカバー曲を披露して、カバーとはこうあるべきというセンスを見せてくれていたが、ソロになってのこのアルバムはUnder The Coverシリーズに輪をかけてマイナー。
Under Coverシリーズはマシュー・スィート主導だとばかり思っていたが、実はスザンヌの方が選曲面ではリードしていたのかもしれない。
だいたいバングルズ自体が単なるガールズ・バンドじゃなくて80年代LAのペイズリー・アンダーグラウンドの火付け役でもあったくらい、過去を振り返りつつ新しい解釈をしてきたバンドだった。その創始者としてのスザンヌ・ホフスとしてもう一度じっくり聴き返してみたくなる。
さて「Bright Lights」に収録されている曲は次のとおり。
1. Time Will Show the Wiser
(The Merry-Go-Round / Emitt Rhodes)
(The Merry-Go-Round / Emitt Rhodes)
2. One of These Things First
(Nick Drake)
(Nick Drake)
3. You and Your Sister
(Chris Bell)
(Chris Bell)
4. Name Of The Game (feat. Aimee Mann)
(Badfinger / Pete Ham)
(Badfinger / Pete Ham)
5. I Want To See The Bright Lights Tonight
(Richard & Linda Thompson / Richard Thompson)
6. You Just May Be the One
(The Monkees / Michael Nesmith)
(The Monkees / Michael Nesmith)
7. Him or Me – What’s It Gonna Be
(Paul Revere & The Raiders)
(Paul Revere & The Raiders)
8. Femme Fatale
(The Velvet Underground)
(The Velvet Underground)
9. Take Me With U
(Prince)
(Prince)
10. No Good Trying
(Syd Barrett)
(Syd Barrett)
60年代に幼い彼女が親しんだアメリカン・ポップと70年代英国のどちらかというとダークな曲。それとプリンス。
ミュージシャンシップに溢れる人は、やっぱりシド・バレットとかニック・ドレイクとかクリス・ベルそれにエミット・ローズのような音楽を聴いていたんだと納得する選曲である。
(そういえばバングルズでもBig Starやエミット・ローズをカバーしていたけど)
(そういえばバングルズでもBig Starやエミット・ローズをカバーしていたけど)
コメント