Grateful Deadのライブアルバムの方の「Grateful Dead」の50周年記念盤がリリースされている。
そうか、これも1971年のリリースだから今年2021年で50周年。
俺たちの年代だと「Live Dead」は古典、「Grateful Dead」は新しいデッドのライブという感じだったのに、それがもう50周年とは。
50周年記念盤は1971年7月2日のフィルモア・ウェストでのライブ10曲がCD1枚で追加という形になっている。既存のライブは1971年の3月から4月にかけてだから、その数ヶ月のライブということになる。
ちなみに1971年7月2日ということはジム・モリソンが亡くなる前日ということでもある。
「Live Dead」はいきなり “Dark Star” で幕を開けて長尺のサイケな曲が並んでいたが「Grateful Dead」は「Working Man’s Dead」や「American Beauty」の後なのでフォーク・ロック的なコンパクトな曲が多く新しいデッドだなぁと感じるライブである。
追加されたフィルモア・ウェストのライブは ”The Other One” や ”Not Fade Away” など既存のライブとの重複もあり、正直またThe Other Oneかぁという気がしないでもない。
デッドの場合 Grateful Dead という名前のアルバムはデビューアルバムの「Grateful Dead」とライブアルバムの「Grateful Dead」があってややこしいので、便宜上こちらのライブアルバムの方は “Skull & Roses” ということが多い。
ジャケットにはまさに骸骨とバラが描かれているし、デッドのアイコニックなイラストとして親しまれ認識されている。
少し前に日本の自称芸術家な人が個展でSkull & Rosesを作品中に描いていて、へぇ〜、この人もデッドヘッズなのかと感心したことがある。ところがよく聞くと ”集めた古着に描かれていたものをオレのセンスでコラージュした” そうで、デッド好き以前にアメリカ文化すら理解していないことがモロ分かり、ガッカリしたことがある。
まぁそのようによく分かってない人に届くくらいアメリカ中に浸透しているシンボルなのだ。
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