今日は午後から銀座に出かけてポーラミュージアムで田原桂一の「Les Sens」、
シャネルでアラーキーの「東京慕情」、
最後にエルメスで「ポー川のひかり」とハシゴして帰宅。
6月6日に亡くなった田原さんのLes Sensは少ない作品をじっくり鑑賞できるよう工夫がされていました。具体的には床に工夫が施されていて、あたかも砂の庭(龍安寺の庭とか)を歩いているかのように錯覚してしまいます。
展示されている作品はスタイリッシュというより生命の輝きを祝福するかのような作品。自身の残りの命を自覚しての作品なんでしょうか。
白い電飾や会場外に置かれたオブジェは最近の田原さんがこだわっていた表現のようです。
ちなみに9月から原美術館でもっと大規模な、決定版ともいえる回顧展があるようなので、そちらも期待です。
つづいてシャネルのNexusホールへ移動して、荒木経惟☓ギメ東洋美術館の「東京慕情」。
先週だったかAXISでアラーキーの「後期高齢写」を見たばかりなのにさらにアラーキー。
レディ・ガ・ガ・や村上春樹のこれは新作かな?
ほとんどはギメで開催された個展からの抜粋のもよう。
しかし、77歳でこのエロさ、その健在ぷっりは余人にして変えがたずですね。
自分も頑張らなければ。
かなりお腹いっぱい状態でエルメスに移動してエルマンノ・オルミの「ポー川のひかり」
ルトガー・ハウアーが主演した「聖なる酔っぱらいの伝説」の監督で、あの映画は良かったしそれなり話題にもなったと思うけど、いかせん30年前か。
聖なる酔っぱらいはちゃんと物語も展開したけど、今回のはちょっとだらだら、しかもお伽噺感が狙い過ぎでちょっとなぁ。
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