一日経ってやっと落ち着きました。
昨日、2010年3月12日、AC/DCのBlack Iceワールドツアーの日本レグ初日、行って参りました。
80年代の日本ツアーも、前回の来日時も見逃していたので、もう今回を見逃してしまうと一生悔いが残るなぁと思っていたのですが、無事AC/DC体験をすることができました。
AC/DCのライブ映像は玉石混交でいろいろあるけど、現時点でのベストはおそらく1991年ドニントンでのライブ。しっかりこれで予習して、ライブ当日もオフになってからiPodでAC/DCを聴きまくってテンション上げていざ会場へ!
実は大宮で用事があったので少し早めに京浜東北に乗り大宮へ。思ったよりあっさり用事が済んだので歩いてさいたまスーパーアリーナへ。大宮駅から歩いて10分くらいでしたね。
この会場は始めてなんだけど、予想以上にデカイ。でもそのデカイ会場を半周するグッズを求める人の列!
開場1時間前だというのなんなんだこの混雑は(笑
それにしても、これまでの日本のロック事情からすれば、AC/DCが日本で数万人規模の会場を満員にするなんて、感慨もひとしおですね。
ストーンズやディランみたいなルーズなノリのロックや、AC/DCやフォガットみたいなブギーロックンロールなバンド、Macやデッドみたいなある種のカルチャーを引きずっているバンドは、本国やアメリカでどれだけ売れても日本ではマニアにしか受けないというのが定説でしたからね。
ストーンズでさえ日本でのレコードセールスは良くて10万枚という時代が長かったワケで。
それが今回のAC/DC。ハードロックなキッズ達は当然として、長年ロックを聴き続けてきたオッサン達も大挙して駆けつけていて、日本のロック文化が成熟してなぁと感じましたね。
ストーンズやディランとかはお勉強としてロックを聞くような人がライブに来るけど、そういう類の人はAC/DCはうるさくて聞けないからライブには来ないし(笑
この日のライブに来ているオッサンはきっと子供の頃からのハードロック少年のハズ。そしてロックの王道を30年も歩いているAC/DCを聴いている、本物のロックファンのハズ。日本の将来も明るいなぁ・・
と感慨にふけりつつ開演を待つ。
えっと、具体的な内容については書きません。まだコンサートが2回残っているし、だいたい中身はドニントンのライブを観てもらえば判るし。
また昔、関心空間に書いたAC/DCの記事を読んでもらってもいいかも。
とにかく、ロック/ロックンロールとはこういうものだという姿を具体的に観ることができた夜だったと。
キーボードなし、ドラム、ベース、リズムギター、リードギター、ボーカルだけ。
しかし、判ってはいても、あのアンガス兄弟はすごいなあ。
マルコム・ヤングの煽りまくるリフ、アンガスとのコンビネーション。もう美しすぎる。
ギタリストって、極論すればポール・コゾフとウィルコ・ジョンソンさえいればOKなんだけど、そのウィルコ・ジョンソンがバンドに二人いるようなもんだもんな。
実は年齢的な部分で多少の不安はあったのはたしかなんだけど、結論を言えば全く問題ナシ。
アンガスの右・右・左・左と踏むステップ(簡単そうにみえて真似できない)、ダックウォーク、ジャンプして決める曲のエンディング、寝転がってのプレイ、どれもAC/DCそのもの。最後まで演り続けました。
これはライブが終わって客電が点き始めた館内。
地獄の鐘、巨大ダッチワイフ、大砲といったお約束のギミックに加え、今回はアリーナ中央付近まで延びる花道も特長。これがどう使われるか、行って観てもらうしかないですね。
それにしても、シンプルで骨太なロック。余計な音は一切なし。
この手のバンドは21世紀の今になっても世界中に文字通り5万と存在しているだろうけど、その中でも別格。これほどの存在感とクオリティーをもって、しかも30年以上にわたってブギー&ロックンロールを鳴らし続けるAC/DC。まさに人類の宝としか言いようがない。とにかく素晴らしかった。
これはワールドツアーのオーストラリア・レグ、2月のブリスベーン公演のセットリスト。
これから行く人のために、あえてセットリストは書きません。
でもどうしてもセットリストを知りたい人はこの画像をどうぞ。
3月12日は同じ内容でしたから。
基本的には新曲を含んだオールタイムヒット。まぁAC/DCのライブはいつもそうですが。
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