R.I.P. Mitch Mitchell

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元Jimi Hendrix Experience、元Ramatamのドラマー Mitch Mitchellが滞在先のポートランドのホテルで亡くなった。
61歳とまだまだ若い死であった。ちなみに死因は自然死と発表されている。

ミッチ・ミッチェルのキャリは若い時にピークを極め、その後は一介のミュージシャンとして長い余生を幸福におくっていた。
2008 Experience Hendrix tourというトリビュートツアーの公演先である、ポートランドのダウンタウンのホテルで亡くなったということだから、ある意味ミュージシャンとしては幸せな死であるともいえよう。

19歳でJimi Hendrix Experienceのドラマーとなりジミの死まで行動を共にし、その後はエイプリル・ロートンにマイク・ピネラというギタリスト二人と組んでRamatamを結成するもアルバム2枚で解散。その後は表舞台から去り時々関係者のセッションに顔を出すという生活をしていたらしい。
(ちなみにRamatamのApril Lawtonは美人ギタリストとしても有名。Ramatamのアルバムでは彼女が弾くジミヘンみたいなギターが聴けるのでジミヘン生存説の根拠にもなったりした)

ジミヘンをさしおいてギターを弾きたがるノエル・レディング(でもその後のFat Matressは良かった)と違い、ジミの最期まで一緒だったミッチェルはジミヘンのイギリスの弟分という感じで、正直この人のドラムがなければジミヘンの音もギターもなかったくらいに好き。
ジャズ上がりというだけに手数の多いドラムだが、ライブではジミとお互いドライブをかけあう演奏が聴け、良いコンビだったのだなぁとつくづく思う。
だいたいジミヘンのライブものはほとんどがこの人のドラムなワケだから、聴く方としてはジミヘンといえばこのドラムというのがもはや身体に染み込んでしまっている。
彼のその後もこの辺りのパブリックイメージが影響しているのかもしれない。

Experience関係では、ジミが1970年に、ノエル・レディングが2003年に亡くなっており、関係者ではチャス・チャンドラーは1996年に、バディ・ガイも今年の2月に亡くなっている。
残るはエディ・クレイマーと消息不明のラリー・リーくらいだが、エディ・クレイマーには頑張って残る音源を出し続けてほしいものである。

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