Genius定期チェックシリーズ(笑
今回はアメリカン・ハードロックの傑作中の傑作、モントローズのデビュー作の冒頭を飾る「Rock The Nation」をベースにしてみた。
セッションギタリスト〜エドガー・ウィンター・バンドのギタリストを経て自分の名を冠したバンドを立ち上げたロニー・モントローズのソロデビュー作だが、サミー・ヘイガーのデビュー作でもあるこのアルバムは英米を問わずハードロックの大傑作だ。
ウエストコーストらしい明るいサウンドなのに、一つ一つの音は重くヘビーにグラインドする不思議なハードロック。エアロスミスからR&B臭さを抜いて英国風な構成美を与え、でもマッチョな肉体派バンド。
当時英国勢でもカラッと明るいアメリカ風ハードロックな音を鳴らしていた、例えばストレイ、フォガットとか、逆に米国勢でもブリティッシュ風な重いサウンドを出していたエアロとかモントローズとか。
ちょうどミックス具合が重なって、パンク前夜のハードロック少年は楽しかったなぁ。
で、パンクを通過しつつヴァン・ヘイレンが出てくるワケで。そういえばモントローズってヴァン・ヘイレンの先駆けみたいなバンドだったね。ボーカルもサミー・ヘイガーだし(笑
モントローズの最大の失敗はアルバムを追うごとにパワーが下がって小手先に頼るようになったことかと。あのままロニー・モントローズが突っ走っていれば、エディー・バン・ヘイレンはモントローズのエディとして有名になったかも。
さて、そんなあまりに格好良いRock The Nationを聴き込んでいるハードロック野郎たちのお好みは!?
以下、Geniusが選んだ25曲。
- Montrose / Rock The Nation
- Alice Cooper / Elected
- Atlanta Rhythm Section / Champagne Jam
- Blue Oyster Cult / E.T.I. (Extra Terrestrial Intelligence)
- Deep Purple / Space Truckin’
- Eagles / On The Border
- Emerson, Lake & Palmer / Still . . . . You Turn Me On
- Foghat / Fool For The City
- Foghat / Honey Hush
- Foghat / Stone Blue
- Free / Fire And Water
- Humble Pie / Stone Cold Fever
- J. Geils Band / Detroit Breakdown
- Joe Walsh / Meadows
- Montrose / I Don’t Want It
- Montrose / Starliner
- Mountain / Never In My Life
- Nazareth / Beggars Day
- Queen / Stone Cold Crazy
- Rainbow / Stone Cold
- Robin Trower / Day of the Eagle
- UFO / Shoot Shoot
- UFO / Too Hot To Handle
- Uriah Heep / Stealin
- ZZ Top / Waitin’ For The Bus
えっと、
アリス・クーパーはアメリカンハード繋がりだね、
ARSは意外だな。セッションミュージシャン繋がり?
BOCはアメリカンハードのメタル派ということでよく判る
パープルもある意味意外。あぁいうダサイ音が好きなのかなぁ。
イーグルスも意外。LAのローカルバンドということか。
ELPは判らん。しかもこの曲はバラードだし。
フォガットは3曲も! 中期の狂ってメタリックだったころだからね。よく判る選曲だ。
フリーは判るような判んないような。
パイもそうだな。ハードロックという分類では同じだけど。
J.ガイルズバンドもアメリカンハード繋がりだね。
ジョー・ウォルシュもいちおうアメリカンハード繋がりだね。
モントローズも3曲
ナザレス。これは判る。非常に良く判る。
クィーンもこの曲であれば判るね。
レインボーも意外とアメリカンだからこれも判る
UFOは2曲。中期バカ乗りハードロックだからよく判る。
ヒープもカラっとした部分が判るね。
ZZトップはよく出てくるな(笑。これもアメリカンハード繋がり。
とてもB級なハードロックプレイリストが出来ました。
自分で作ってもこうなるような気がする。
エアロとかキッスのような誰でも知ってるアメリカンハードだともっといろいろ拡散したと思うんだけど、MontroseのRock The Nationという普通の人はたぶん知らない、ある程度ロックを聴いてないと知らない曲をベースにしたのが勝因ですね。
結果的に実際の音としても納得できる範囲に収まっています。
コメント