要約すると、本来2,000円であるはずのEvernote プラス版年間プランの更新料が3,100円で請求され実際クレジットカードにチャージされてしまった。
ただ更新はiTunes経由で行っているので、 Evernoteが2,000円と言いつつ実は3,100円の請求を上げているのか、iTunes側が間違って3,100円を請求しているのかは切り分けできていない。
ただここに至るまでのEvernoteの悪どいやり方があったので、Evernoteが有力な容疑者ではないかと考えている。
誤クリックを誘導するメール
まず8月31日にiTunesから届いたEvernoteに関するメール。
筆者はEvernoteのプラス版を年間プランで購読している。これは通常価格2,000円/年である。
(「購読という用語はしっくりこないので、以降使い慣れた「サブスクリプション」「サブスクライブ」と使う)
このメールでは旧価格が2,000円だが新価格4,200円に改定されると書いてある。
一瞬、倍以上の大幅値上げかと思ってしまうが、本当にそんな無謀な値上げができるはずもなく、これは プラス版からプレミアム版へアップグレードした場合の更新価格である。
価格は倍になるが今更Evernoteをやめる訳にもいかず、しょうがねぇなぁとメール中の「新料金を承諾する」をクリックすると、自動的にプレミアム版へのアップグレードがされてしまう仕掛けである。
こんな紛らわしいメール、文面を使ってまでアップグレードをさせたいのか。
Evernoteの怪しいメールを無視していたら、さらに3日後にまた別のメールが送られてきた。
こちらのメールは簡潔に、現在のサブスクリプションプランと更新価格、それと更新日が書かれている。
プラス版の更新が9月9日で2,000円。
こちらが理解している内容と間違いはない。
まぁこれで大丈夫だろうと思っていたら
サブスクリプションの更新当日に、更新が行なわれたよ〜というメールが届いた。
しかし、その金額が間違っている。
3,100円というのは初めてサブスクライブする場合の、つまりイニシャルサブスクリプションの価格であってリニューアルサブスクリプションは2,000円のはずである。
ここで Evernote側で注文履歴を見ると、2,000円でiTunes経由で請求したことになっている。
う〜む、Evernote側は正しくプラス版のリニューアルサブスクリプションで2,000円をiTunesへ請求依頼を出しているのかもしれない。
もちろん逆にこの注文履歴のページが間違っている可能性もある。
ということで、iTunes経由でサポートに問い合わせしてみた。
このときiTunesの注文履歴を見ると "Init. Subscription" つまり初期サブスクリプションで3,100円となっているので、EvernoteかiTunesのどちらかが間違えているのであろう。
サポートにはイニシャルサブスクリプションは購入していないので返金して本来のリニューアルサブスクリプションで手配するよう依頼してみた。
また文面は敢えて日本語だけで書いてみた。きちんと処理されるか分からないが。