iPhoneやMacで定番的な評価を得ている電卓アプリ「PCalc」。Mac版の最初のバージョンがリリースされてから30年以上になる老舗アプリでもある。
iPhone版もiPhoneというデバイス自体のリリース直後からPCalc for iPhoneがリリースされ、こちらも10年以上と歴史あるアプリ。
使っているユーザーも多いPCalcだが、実はこのアプリには特定の数字を表示させず、代わりに ”Cencored!” と表示する検閲機能がある。
日本ではあまり一般的じゃないけど、英語圏などでは電卓の表示結果を上下逆さに読ませて意味のある単語を表す場合がある。
(Calculator Words というらしい)
例えば0.7734を上下逆さにすると HELLO (43770)といった具合。
▲この検閲機能が備わったのは10年以上前のPCalc 1.8.1から。
Appleから「電卓ではCalculator Wordsが表示できる。それが英語として汚い言葉だったら表示させないようにしろ。さもないとアプリのレーティングを+17(17歳以上推奨)にする」と通達があり、こうした検閲機能を実装したそうだ。
スポンサーリンクそれから10年以上、現在のバージョンは3.12.1だがまだこの検閲機能は行きているのか? ちょっと興味があったのである数字を入力してみた。
5318008 と表示させてiPohneを逆さにすると…
▲画像のように「Censored!(検閲済み!)」と表示さる。
(ホントは BOOBIES つまり”オッパイ”と読ませたい)
Apple謹製のiPhone標準の電卓アプリにはこのような検閲機能はないが、PCalcは10年以上この機能を実装し続けている。なんとも健気としか言いようがない。
▲試しに他の数字で実験したところ 3722145(SHI ZZLE)や58008(BO OBS)も検閲された。
この3104558 も同様。逆さにするとかなり酷い単語になる。
PCalcのデフォルトの設定ではこの検閲機能が有効になっているので、誰のPCalcでも同じようにCensored(検閲済み)となるので試してみて欲しい。また他にも検閲される数字があるので探してみると楽しい英語の勉強になるかもしれない。”Calculator Words” で検索すればいろいろ見つかると思う。
この検閲機能は実は無効にすることができる。作者のJames Thomsonのブログに方法が書かれているので、どんな形であれ検閲が気になる人は他言無用で設定してみて欲しい。
注)原則として、英数字をマルチバイトで書くことはしないのだけど、本記事では読みやすさを優先して、数字のみあえてマルチバイトで書きました。
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