ストーンズのベロ出しマークの作者。アンディ・ウォーホルじゃないよ

 Appleのリンゴマークなどと同様、世界で最も知られたシンボルマークの一つがストーンズのベロ出しマーク、ベロマーク、Lips and Tongueなどという名前で知られるあのマークである。


もはやストーンズのロゴというよりポップカルチャーのシンボル的存在でもあるベロマークだが、未だにアンディ・ウォーホルのデザインだと勘違いしている人が多い。

そもそも多くの人があのマークを最初に目にしたのは「Sticky Fingers」のアルバム(内袋)で。

そしてジッパー付きのあのアルバムカバーをデザインしたのがアンディ・ウォーホルだったので、そう勘違いされるのも仕方がない。

しかし、実際にロゴマークをデザインしたのはジョン・パッシュ(John Pasche)という、その当時アートカレッジの学生だったデザイナーである。

オリジナルはモノクロで舌のデザインも今とは少し違うが、でもオリジナルは彼のものである。Sticky Fingers用にファクトリーで手を加えられたりしていくつかバージョンを経て今のものに落ち着いているが。

また、この唇と舌はミック・ジャガーをモデルにしていると言われることもあるが、オリジナルで参考にしたのはヒンズー教の神カリの像。たまたまミックの唇もああなので、これも誤解を生んでいるようだ。ロゴの作者とロゴのモデルの両方が誤解されある種の神話になってしまっているのだが、本当のところは「アート学生がヒンズー教の神様の像からヒントを得て作ったもの」が正解。

なおジョン・パッシュのオリジナルはロンドンの ”ヴィクトリア&アルバート・ミュージアム(VAM)” に収蔵されているし、適正な額かは判断が付かないがきちんとロイヤリティも支払われているようである。