10月1日リリース予定のスペシャルズのカバーアルバム「Protest Songs – 1924-2012」。常にレベル・ミュージックが必要とされる世界。

 当初は2021年9月24日にリリースが予定されていたスペシャルズ(The Specials)の「Protest Songs – 1924-2012」はヴィニール盤の製造が間に合わないため10月1日に延期されている。だが今度はちゃんと期日通りにリリースされるだろう。

2019年の前作「Encore」は世界の現状に対して激しく抗議する内容だったが、そのようなバンドの姿勢に対してよしとしない風潮、それとやはり楽曲のレベル的にどうかという批評もあって、評価はあまり芳しくなかったようだ。

前者はスペシャルズというバンドの存在意義に関わることなので譲れないとして、後者に対して思うところがあったのか、今回は全12曲すべてがカバー曲である。

きちんとメッセージが伝えるためなら既存の曲を再解釈し新しい意味を込めてリリースするという、カバーの本来の方法論で改めて世に問おうということだろう。

当初公開されていた ”Freedom Highway” のMVに続き、”Get Up, Stand Up”のMVが公開されている。


ステイプル・シンガーズの名曲が今も有効という、マーヴィンの ”What's Goin' On” もそうだけど世界は全然進歩していないなぁ。


”Get Up, Stand Up" はもちろんボブ・マーリィの名曲。

スペシャルズといえばRat Race。



1980年の初来日時の新宿ツバキハウスでのライブ。

新作「Protest Songs – 1924-2012」の曲リストは次のとおり。1924年から、つまり100年前からプロテスト・ソングはちっとも変わってないのである。

1. ‘Freedom Highway’ (The Staple Singers)
2. ‘Everybody Knows’ (Leonard Cohen)
3. ‘I Don’t Mind Failing In This World’ (Malvina Reynolds)
4. ‘Black, Brown And White’ (Big Bill Broonzy)
5. ‘Ain’t Gonna Let Nobody Turn Us Around’ (traditional)
6. ‘Fuck All The Perfect People’ (Chip Taylor & The New Ukrainians)
7. ‘My Next Door Neighbour’
8. ‘Trouble Every Day’ (Frank Zappa & Mothers of Invention)
9. ‘Listening Wind’ (Talking Heads)
10. ‘Soldiers Who Want To Be Heroes’ (Rod McKuen)
11. ‘I Live In A City’ (Malvina Reynolds)
12. ‘Get Up, Stand Up’ (Bob Marley)