カン(Can)のボーカリストとして世界中のミュージシャンからリスペクトを受け続けるダモ鈴木。
単なるヒッピーだ、いや一流商社の駐在員だったけどドロップアウトした、頭がイカれてカンを飛び出した等々。昔は情報も少なく、こうした出所不明な噂とカンのレコードから聴ける歌で勝手にいろいろ想像していたものだ。
そのダモ鈴木のドキュメンタリー映画が制作中だ。
ガンになり侵されながら世界ツアーをするダモ鈴木を捉え、その音楽へのアプローチと生き方の関連を探るというドキュメンタリーになるらしい。
監督はイギリスの女性フィルムメイカー Michelle Heighway。
5年間に渡って撮影を行い、現在はポスプロ中。なのだがここで資金が枯渇してしまい、残り150万円ほどをクラウドファンディングしている。
カン以降、というかそれ以前もだが、きちんとしたバイオもわからないし、いろいろな噂もあって人となりが正しく伝わっているとも思えないし、そうした部分もカバーされてダモ鈴木がもう一度きちんと評価されるようなら嬉しい。
2021/07/20