ディランがヴァン・モリソンやボノとデュエットした1984年のSlane Castle Concerts

 アイルランド北部にスレイン城という古城があり、そこは「Slane Castle Concerts」という野外コンサートでも有名である。

1984年のコンサートでは今のところ最初で最後となるボブ・ディランが出演した。

それだけなら特筆すべきことはないのだが、この時はヴァン・モリソンが ”It’s All Over Now Baby Blue” をデュエットし、ディランのバンド(ミック・テイラー、イアン・マクレガン、コリン・アレンなど)をバックに ”Tupelo Honey” を歌った。

またディランへのインタビューのために会場に来ていたU2のボノも飛び入りで ”Blowin’ In The Wind(風に吹かれて)” と ”Leopard Skin Pillbox Hat(ヒョウ皮のふちなし帽)” をデュエットした。

さらに、アンコールにはカルロス・サンタナもギターで加わっている。

ディラン、ヴァン、ボノにサンタナを一度に聴けたので観客はそれは満足だろうし、それがためにこの日のライブは伝説的に語られている。

その時の音源がこれ。


YouTubeのキャプションにも書いてあるが、ラインナップは次のとおり
Bob Dylan (vocal & guitar)
Mick Taylor (guitar),
Ian McLagan (keyboards),
Gregg Sutton (bass),
Colin Allen (drums),
Carlos Santana (guitar) 

この音源の曲目は
1.Just Like A Woman 
2. Maggie's Farm
3. License To Kill 
4. A Hard Rain's A-Gonna Fall (acoustic) 
5.Tangled Up In Blue (acoustic)
6.To Ramona (acoustic) 
7. It's Alright, Ma (I'm Only Bleeding) (acoustic) 
8. Shelter From The Storm 
9. With God On Our Side (acoustic)
10. It's All Over Now, Baby Blue 
11. Tupelo Honey (Live Debut)
12. Leopard-Skin Pill-Box Hat 
13. Blowin' In The Wind 

ただし本来のセットリストはもっと曲数がある。

また、"I and I" と ”Girl From The North Country” の2曲はディランがこの年にリリースした「Real Live」にも収録されている。

まだ若いボノ(この時はちょうどThe Unforgettable Fireのレコーディング中)、まだ若いヴァン・モリソン40歳とディランのデュエット。こうなると映像が残っていないものかと欲張りになる。