6月17日は世界初の移動電話での通話が行われて75周年

 1946年6月17日にセントルイスで世界初の移動式電話のデモンストレーションが行われた。
(引用元 : The Conversation)

ということで、2021年6月17日はモバイルフォンの75周年記念日だった。

当時の移動式電話は重量が80ポンド(約36Kg)。当然人が持ち運べるものではないので、自動車のトランクに据え付けるもの。要するに自動車電話である。

ベル研究所とウェスタン・エレクトリック(AT&Tの製造部門)が開発したこの移動式電話を使い、セントルイス市内を走る自動車から通話が行われたそうである。


1946年7月17日ということは第二次世界大戦が終わって1年も経っていない時期。

そして2年後にはアメリカ国内100の都市と主なフリーウェイ沿いで通話が可能になっていたそうである。

ちなみにその時のユーザ数は約5,000。ほぼ全てが法人ユーザである。

気になる費用は、月額15ドル(現在の価値に換算して207ドル、約2万3千円)、1通話36セント(今の5ドル、550円)。法人向けと考えれば意外とリーズナブルでは? というかそうでないと誰も使わないか。

人が持ち運べるようなサイズと重量になったのが1973年。そして2007年にAppleが電話を再発明する訳である。

ライト兄弟が飛行機を飛ばしてから人間が月に行くまで66年、最初のモバイル電話から次の飛躍まで61年。技術の進歩は日進月歩というが大きな飛躍するにはやはり10年単位、半世紀単位といった時間が必要なのかもしれない。

最初の移動式電話を作ったベル研究所は今はノキアの一部門。ただベル研の最大の功績UNIXはその互換OSであるLinuxとともに今のネット世界のバックボーンとしてなくてなならない存在だ。

ウェスタン・エレクトリックはNEC(!)設立にも関わったりした後ルーセントになったけど結局消滅して今はノキアが事業を継承している。ただ真空管マニアにとっては垂涎のブランドだが。

そしてそのノキアも携帯電話はMSに売り払って事実上撤退。75周年を祝うべきプレイヤーはAT&Tしか残っていない。