アップリンク渋谷の最終日に「愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像」

 アップリンク渋谷は2021年5月20日で閉館。

映画の配給は続けるし、アップリンク吉祥寺とアップリンク京都は残るので、単に渋谷のシアターの機材更新が難しいのでそこだけ閉館ということらしい。深読みすると例のパワハラ騒動も裏にありそうだが。

その5月20日の最終日に「愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像」が1回だけ特別上映された。

画家フランシス・ベーコンをテーマにしたこの映画はアップリンクも製作に関わっているし、近所の松濤美術館でちょうど「フランシス・ベーコン:バリー・ジュール・コレクションによる」という展覧会が開催中ということもあり、その記念上映でもあるそうだ。
(そのフランシス・ベーコン展については記事も書いた)


映画は ”屋根から落ちてきた” 愛人 ジョージ・ダイアーとフランシス・ベーコンの関係を描いたもの。

若い頃のダニエル・クレイグ、ティルダ・スウィントン様などが出演し、坂本龍一が音楽を担当している。


ベーコンとバロウズの記事でも書いたように、ゲイである上に真正のマゾヒストでもあったフランシス・ベーコンの、その肉体に対する欲望がうまく表現されている。

DVDはまだ入手可能なので興味があれば観て欲しい。

アップリンク渋谷の方は平日昼間でもかなり混んでいた。

「愛の悪魔」とほぼ同時間帯に「戦場のメリークリスマス」が上映されていたがどちらもほぼ満席。

アップリンクのネット予約システムは前日の夜20時からチケット販売が開始されるのだが、愛の悪魔でさえ販売開始から数分で売り切れていた。マイナー作品でさえそうなのだから、戦メリなんかは瞬殺だったのではないだろうか。

アップリンクはイエローストリートの横山ビルにあった頃から通っていて話題作マイナー作カルト作いろいろ観てきた。それが無くなってしまうとこれからは映画館に行く機会が減るのではないかと心配である。


ちなみにこれは今の六本木ヒルズ。TOHOシネマズが期限未定で閉館しているのでこうなっている。映画好きとしては悲しい光景である。