ダニー・クーチ(コーチマー)、リーランド・スクラー、ラス・カンケルにワディ・ワクテルという、70年代からLAのロックシーンでセッションミュージシャンとして引っ張りだこだった4人にもう一人ギタリストを加えた「The Immediate Family」。
要するにスーパーグループである。もっともダニー・クーチ、リーランド・スクラー、ラス・カンケルの3人は「The Section」を名乗っていたこともあるので、40年ぶりくらいに若いもんを入れて再開したような感じなのかもしれない。
そして、みんな70歳を過ぎているのに来日ツアーもこなすほど元気にロックしていたが、コロナ禍の中で録音された最新作「Can't Stop Progress」がリリースされている。
音の方は全部YouTubeでも聴けるし、Spotify、Apple MusicでストリーミングあるいはiTunes Storeでダウンロードすることもできる。
基本的に本国含めてほとんどの国ではネット配信オンリーだが、日本ではCDでも購入することができる。
ダニー・クーチは70年代から80年代にかけて、あのLAサウンドの音を作った人だし、ラス・カンケルとリーランド・スクラーも歌心のあるリズム・セクションとしていろんなアーティストのいろんなアルバムで名前を見かけていると思うし、多くの人が気づかなくてもその音を聴いていると思う。
例えばユーミンの「中央フリーウェイ」のベースはリーランド・スクラーのはず。
昨年のビデオだがウォーレン・ジヴォンの ”ロンドンの狼男”。
ワディ・ワクテルも共作者だからカバーというよりセルフ・カヴァーかな。いつまでもこうして楽しく演奏し続けたいね。
2021/05/17