1982年 - Nick The Knife
1983年 - The Abominable Showman
1984年 - Nick Lowe & His Cowboy Outfit
1985年 - The Rose of England
1988年 - Pinker and Prouder Than Previous
1990年 - Party of One
以上6作、アメリカのYep Roc Recordsからのリリースになる。
Nick the Knife と The Abominable Showman
第一弾としてNick the KnifeとThe Abominable Showmanがリリースされている。ソロ作としては3枚目、4枚目ということになる。
★5つで満点とすると、前者が5つ、後者が4つ。そんな感じのニック・ロウ、ソロ3作目と4作目である。
やはりNick The Knifeの方は、冒頭のBurning〜Heartの2連発、B面のToo Many TeardropsとRaining Rainingといった名曲があって、良いアルバムという印象が強い。
結局この曲のオフィシャルPVは作られなかったようだ。
思ったほど1stと2ndが売れなかったからか。業界的にはパンク/NW期に重要な仕事をし、その後も多くのミュージシャンからのリスペクトを受けながらもビジネス的には可哀想なニック・ロウ。
このNick The Knifeも90年代に1回だけCDで再発されながらも、その後4半世紀の間放置されていたわけだし。
もっともプライベート的にはこの頃はカーレン・カーター(ジョニー・キャッシュの継子)と結婚してプロデュースしたり曲作り、サウンド作りで交流があったりと幸せではあったようであって、その最大の成果がこのアルバムでもあると思う。
ともかく、ニック・ロウほどの人の非常に重要なアルバムなのに、四半世紀の間まともな再発も行われず放置されていたのが、ようやくリマスターされボーナストラックも付き、こうしてリリースされるのは喜ばしい。
2017/08/15