Amazonがネット書店の代表格ならリアル書店の代表格はBarns&Norble(以下B&N)。
日本ではTSUTAYAなんかがスタバを併設し店内にもソファやテーブルを設置し、コーヒーでも飲みながらゆっくり品定めしてください..的な店舗展開をしているが、これはもちろんはっきりとB&Nのあからさまなパクリ。
そのB&N、AmazonのKindle対抗電子リーダーとして「nook」というデバイスを発表したばかりだが、iPhone用のeBookリーダーアプリも出ていたので試してみた。
(eBookリーダーはBlackberry用、PC用、Mac用アプリとしてもリリースされている)
ただしダウンロードするにはUSストアのアカウントが必要だ。
また、eBookを購入するには、米国内の住所と米国発行のクレジットカードが必要。パブリックドメインなどで無料提供されているeBookを入手するにも10セントの手数料がかかる(!)ので必要になるらしい。
とりあえずダウンロードして起動してみたのが上の画像。
今はアプリをダウンロードすると、何冊かボーナス書籍がバンドルされてくる。
(実際のeBookデータはアプリを最初に起動したときにB&NサイトからiPhoneにダウンロードされるぽい)。
バンドルされていたのは、ブラム・ストーカーの「ドラキュラ」、ジェーン・オースティンの「高慢と偏見」、オルコットの「小公女」やポケット辞典など。
とりあえず試用してみるつもりだけだったのに何となく得した気分(笑
これは設定画面。
フォント、フォントのサイズの指定はもちろん、行間やマージン、あるいはジャスティファイまで指定できるんですね。
まぁこの程度はCP/M時代のワープロでも実現されていた機能だから驚いていちゃいけないか。
さらに、背景色と文字色の組み合わせが選べたり、ナイトモードとして白黒反転機能があったりで、正直ここまで作り込んであるとは思いませんでした。
Kindleに対抗し、nookのリリースに合わせてでっち上げてくるのかと思っていたら、実はかなりしっかりした読書プラットフォームの一貫としてiPohneアプリがあるんですね、力が入ってます。
これはeBookを読んでいるところ。
目に入る文字数(=情報量)が少ないので、フォントサイズにもよるけど、ドラキュラの場合だと1,000ページ以上になってしまうこともあり、ちょと辛いかも。視認性とかは専用機に負けているかもしれませんね。
ページめくりはフリックすれば前後(あるいは上下)に。あるいはTOCから選択するか。
あるいはオートスクロールさせるか。
このオートスクロールもまさかiPhone版に実装されているとは思いもよりませんでした。UIもへぇーという感じで、この辺りも頑張ったなと感じる部分ですね。
また、いかにも電子ブックリーダーだなぁと感じるのが文中の単語をタップして選択した時。
単語が選択されるとメニューが出てきて、
- 辞書で調べる
- ハイライトする
- ノートを書き込む
- Googleで検索する
- Wikipediaで調べる
いやぁ、これは便利そう。21世紀の読書体験ですね。
今のところ日本にも日本語にも対応してませんが、これで日本語の書籍を読めたら楽しいだろうなぁと感じさせるソフトというかシステムですね。