さて、単に記録するだけだと全然面白くないし、そもそも役に立たない(笑
左から3番目の My Trails ボタンを押してみよう。
すると、これまで作成した Trail の一覧表が出てくる。
適当なTrailを選ぶと、そのTrailの情報が表示される。
作成日時、トラッキング時間、移動距離、測位回数、Waypoint数など。
その下に操作ボタンがズラズラと並んでいます。
左下の「Continue」ボタンを押すと、このTrailに対して追記ができます。
つまり手動でresumeさせることができるってワケですね。
こっちの街で歩いてトラッキングして、いったん保存しておいて離れた別の街に移動し、そこでまた歩き回ってトラッキング、という使い方ができるワケです。
Speed Graphはまさにそのまんま。速度グラフが表示されます。
Altitude Graphも同様に海抜グラフが表示されます。
問題は上から2段目のボタン。
左側はGoogle Maps。
これを押すとiTrail上にGoogle Mapが表示され、トラッキングした軌跡が表示されます。
←こんな感じ。
残念ながらiTrail上ではスケーリングもできないし場所の移動もできません。
記録したあるWaypointも表示できないし、(今のところは)確認用にしか使えませんね。
でもよく見るとかなり正確にトラッキングしていることが分かります。
20mほど離れて並行に走る道路もきちんと区別できているし。
途中、麻布十番付近で行って戻ってとおかしな軌跡が残っていますが、これは頭上に首都高の大きなジャンクションがあり天空が遮られて精度が落ちているからだと思います。
他の場所はホントに正確。

この方法がちょっと分かりずらいので説明。
ちゃんとマッピングできれば、左のようにきれいにマッピングできますがら。
用意するもの
- Google Docsのアカウント
- Google マップのアカウント
- テキストエディター(Plainテキストが扱えるもの)
手順
まずMy TrailsからマッピングしたいTrailを選び、「Export Data」を選択。
Google Docsのユーザー名とパスワードを入力し KML を選択。
これでデータがGoogle DocsにExportされる。
(PC上のGPSソフトなどはGPXなので、そうしたソフトで使いたい場合はGPX形式でGoogle Docsにアップロードした後、ローカルへダウンロードすることなる。Google Mapにインポートする場合はKML形式)
Google Docsへは、
Trail名_19YYMMDD_hh:mm:ss_kml.txt
というファイル名で保存されている。
これをGoogle Docs上で開く。
中身はXMLファイルなのでファイルの中身をすべて選択しクリップボードへコピー。
Mac/PC上のエディターにクリップボードからペースト。
適当な名前でローカル上に保存する。
(Google Docsのファイルをローカルにダウンロードすると何故かGoogleマップへのインポートに失敗します。文字コードの関係かな? またインポートファイルとしてGoogle DocsのURLを指定しても同様。まぁGoogle DocsもGoogleマップもβ版なのでしょうがないです)
Googleマップで「新しい地図を作成」。または既存の地図を選択し編集モードにする。
新規作成した地図、または編集中の地図には「インポート」というリンクが現れるので、それを選択。
ローカル上に保存したKML形式のファイルを選択しインポートする。
これで、Googleマップに記録したTrailの軌跡とWaypointが表示されます。
具体的にはこんな地図。
しかし、これだけ精度の高いGPS端末と使えるソフトと環境(Googleマップ)が出てきちゃうと、GPS専業メーカー、例えばGarminとかどうするんだろうなぁ。
雨に弱いiPhoneを逆手に取ってタフさを追求するか、あるいは電話機能を取り込んじゃうか。でもそうしたらロカティオになっちゃうよな(笑
2008/08/20