Hey Jude


ドラゴンズはちょっと眉唾な反体制だったけど、こちらは真実の反体制。

チェコという国は東欧ではあるけど歴史的にはずっとヨーロッパの中心。1920年代には立派な資本主義経済が発達していたし、軽工業、重工業でも世界的に有名な企業が多い。

WW2後はソ連の衛星国家と成り下がってしまったけど、もともとそういうお国柄なので冷戦下でも文化的、政治的に独自のものを持っていた。
ロック・バンドでいうとかの有名な「Plastic People Of The Universe」。社会主義体制化で文字通り命と人生をかけてロックをやっていたバンド。
またパティ・スミス・バンドのイワン・クラール(本人はアイヴァンと呼んで欲しいと)もチェコからの亡命者。
チェコで一番人気のあるロックバンドはフランク・ザッパ&マザース。
後に大統領にもなる作家のヴァーツラフ・ハヴェルもザッパの大ファン。ザッパが好きと公言する大統領は後にも先にもこの人くらいではなかろうか(エルビス好きを公言する首相はいたが・・)

そしてMarta Kubišová(マルタ・クビショバ)。去年NHKの「世紀を刻んだ歌」という番組でフィーチャーされたので日本での知名度も上がったと思う。
もともとかなり人気のあるポップ歌手だった彼女が、プラハの春とその後のソ連による軍事介入に対するメッセージを込めてカバーしたのがビートルズの「Hey Jude」。
ポール・マッカートニーがジョンの息子ジュリアンを励まそうと書いた(ジョンにしてみればお節介極まりない)ということを知ってか知らずか、とにかくHey Judeの歌詞をバッサリ書き換えシングルとしてリリース。

が、その歌詞に政権側は激怒し、レコードは全て回収、破棄。彼女もいったんは投獄されその後の19年間は公の場で活動する事を禁じられていました。
その歌詞については英語訳もあちこちのサイトに載っているし日本語訳もあると思います。
読めば判るけれど、今の感覚では「これの何処が問題なの?」。
逆に言えば抑圧的な体制下というのは、この程度のことすら言えない社会ということ。

五輪後のかの国がどうなるかうっすらと想像できる・・・
(台湾含めて3〜5つの国に分かれるんじゃないかな。日本が引きずり込まれたら大変。ボクの子供たちが鉄砲抱えてタクラマカン砂漠を進軍する図が冗談でなくなっちゃうよ)

↓これがそのHey Jude

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