とんかつ 一


とんかつ 一 とかいて、「とんかつ はじめ」と読む。

伊豆下田では有名な、それ以外の地では知らない人は全然知らない、知っている人にはあまりに有名な隠れた名店。

中島橋の交差点から下田街道に入り300mくらいの場所に位置しているので、下田に行ったことがあればすぐに分かるはず。またお店自体も見かけたことがあるはず。
外見はこんな感じ。怪しい定食屋のようにも見えるが、実際そうでもあるので、間違っても女の子との初めての旅行で白浜へ行ったついでになんて考えないように(笑

この店に多くのファンが付くのはその圧倒的なボリューム。


今回ボクが食べたのはハンバーグ定食。デカイハンバーグに山盛りになったキャベツの千切りとケチャップ味のスパゲティ、さらに目玉焼きが乗せられている。
キャベツもスパゲティもご飯も味噌汁もお代わり可能。あくまでも「おかわり可能」であって「おかわり自由」ではないことに注意。この店では客に「自由」はない(笑。あるのはメニュー選択の自由まで。


こっちは一緒に行った中二の息子のミックス定食。
ヒレカツと唐揚げにカニクリームコロッケ。中学生ということを考慮してもらったのかやや控えめな盛り方。
でも昼飯にこいうのを食べておくと、午後は目一杯波乗りしたり遊び回ったりしても、夜になるまでお腹が空く事はない。
そいう意味では非常に重宝な店。ただし味はB級と思って欲しい。


とにかく量が半端でなく、キャベツをお代わりして完食したのが30分後。
もしこれで足りないようであれば、とんかつ2枚の定食、3枚の定食、さらにトリプルハンバーグとお腹の大きさによって量を加減してもらえばよい。
息子の方もほぼ30分で完食したが最後の方には立ち上がって飛び跳ね、とんかつを腹に押し込まなければならなかった。
さらにオヤジさんから「坊ちゃん、食べられなかったらタッパもあるからね」という屈辱的な扱いまで受けてしまった(笑

で、ここは大食いの店ではない。食事の量とオヤジさんのパフォーマンス攻撃が目玉。
大食いならたとえギャル曽根でも自分の判断で食べるのを止められるが、ここではオヤジさんが許してくれるまで食べ終えられない。
スパゲティ、キャベツはオヤジさんが勝手にお代わりを盛ってくれ、これを客が断ることはできない。泣いて頼めば許してもらえるかもしれないがそんな奴は見かけたことがない。とにかく食って食って食いまくるしかない。

今回もボクたちが完食したころ、大学生らしき二人連れが来店。どうも先輩に連れられた後輩という組み合わせらしく、先輩の方が「コイツ、初めてなんで・・・」とかオヤジさんに言ってる。後輩の方は頭に鉢巻き巻いてやる気満点。オヤジさんもスパゲティとキャベツが山盛りになったでかいボウルをカウンターに置き準備万全(笑
時間がなくて結末がどうなったか見れないのが残念だったが、おそらく一生忘れることができないとんかつはじめの初体験になったんだろう。

ボクも20年前の大学生の頃はここでガンガン食べてなんともなかったけど、さすがに歳を取るとこれは辛い。
オヤジさんも心得たもので、年寄りに無理してお代わりを盛ることはない。
それでもこの日は夜になってもお腹の満腹感がなくならず夕食も軽く食べただけ。
やはり胃袋も若い時の方が頑丈だね。
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