拝啓天皇陛下様

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ちょっと所用があり極寒の長野市内へ出かけて参りました。
(ちなみに、私は長野県出身ですが長野市出身ではありません。長野市嫌いの長野県者って多いよなぁ・・・)

今どきの地方都市らしく人気の全くのないアーケード街を歩いて行くと、なんと「パンズ・ラビリンス」のポスターを発見!
このアーケード街にある映画館で上映しているそうです。日本公開から3ヶ月での上映ですから頑張ってますね。で、その映画館の前まで行ってみると「渥美清特集」をやっていて、今週は「拝啓天皇陛下様」。

あー、野村芳太郎+渥美清の傑作です。一瞬、観ちゃおうかと思ったのですが上映時間の都合が合わず、渋いプログラムを選ぶなぁと感心して帰ってきたのですが、アマゾンで探すと、DVDが出たのですね。というか、正月/GWの寅さん映画がTV放映される時期に合わせて毎年DVDを出し直しているような気もしますが。

とにかく寅さんシリーズを除けば、渥美清の代表作と言っても過言でない作品ですね。寅さんシリーズのだらだら続く絵とストーリーも気持ちいいんですが、浅草喜劇出身の渥美清を役者として活かすには山田洋次では真面目過ぎ、今井正では力不足。

初めてこの映画を観たのはTVでの放映。BSだったか、TXだったか。80年代後半から90年代前半のどこかの時期。TV欄で映画のタイトルを見つけ「なんだぁ、この保守反動な映画は〜!? TX(NHK?)のウルトラ右翼体質め!」と思う訳ですよ、普通。
でもまぁ怖いもの見たさでチャンネルを合わせてみたら、バカボンのパパみたいなキャラが主役の、肩の力が抜けた反戦映画でした。
楽しいから軍隊に賛成なのだ!
立派だから天皇陛下は賛成なのだ!
だけど俺が死ぬのは反対なのだ!

とりあえずアマゾンのユーザレビューをそのまま信用して構いません。DVD買っても良し、長野の人は映画館(権堂の松竹)の大スクリーンで。

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