Kevin Ayersの旧録音

Kevin Ayers(ケヴィン・エアーズ) の旧い録音がリリースされていた。
タイトルは「Kevin Ayers/Lady June/Ollie Halsall – The Happening Combo

見た感じは限りなくブートレグに近いがいちおうAmzonでも扱われていたので大丈夫だろう。

タイトルから判る通り、ケヴィンの他にOllie HalsasllとLady Juneとのコンピレーションである。


このアルバムの成り立ちだがレコード会社の解説によると1980年から1987年にかけてマジョルカ他で録音されたものだそうだ。

この時期はケヴィンが再びイビサやマジョルカに隠遁していた時期。
そこでオリー・ハルソールらとセッションをしていたのだろう。

このアルバムに含まれているケヴィンの曲は3曲。
Speeding Heart - これは未発表曲だと思う
Lay Lady Lay - これは既発表のディランのカバー
Gimme A Little Bit

Gimme A Little BitはDiamond Jackに収録されている Give A Little Bitと同じ曲だが、既発表の方は80年代ぽいエレポップサウンドだったのに対し、こちらはちゃんとしたロックナンバー。
はっきりこちらの方がケヴィンらしくて良いと思う。

オリー・ハルソールの部分は正直うーむ。
ギター弾きまくりだったり、歌心たっぷりないつものオリー節はぜんぜんなくて普通のポップ・ロック。


June Campbell CramerことLady June。
画家であり詩人でありミュージシャンでもありイギリスのビートニクの生き残りがサイケになったような彼女のパートはある意味貴重な録音かもしれない。

1974年のソロ作も良かったがそれよりロバート・ワイアットの転落事故の遠因を作ったことの方で知られるが、こうして80年代の音を聴き直してみるともっともっと音楽をやって欲しかったなと思う。

こうして三人がセッションを遺した後、オリーは1992年に、レディ・ジューンは1999年にそしてケヴィンは2013年に亡くなってしまった訳だが、このセッションにはもう一人参加者がいて、当時ケヴィンのバックでギターを弾いたりしていたベルギー人ミュージシャンのMarvin Siau。
ケヴィンからStarvin Marvinと呼ばれていた彼がセッションのテープを保管していて、それが今回CDとしてリリースされたということらしい。

ともかくケヴィンたち三人の貴重な録音が聴けて喜ばしい限りである。



このエントリーをはてなブックマークに追加