
1. どうすれば使えるか?
まず当然ですがFacebookのアカウントが前提条件です。
Facebookのユーザであれは、http://www.facebook.com/about/messages/ のページ下部に招待状の申し込みボタンがあるので、そこから申込みます。
ちなみに、私の場合は申し込んでから約2週間でFmailが使えるようになりました。
また、そこまで焦らなくても、今後数ヶ月前後で全てのユーザが使えるようになるようです。

別にFacebookから招待状が来る訳ではなく、使えるようになるとFacebookにログインした時に 「アップデート出来るけどどうする?」的なダイアログが表示されます。
そこでメールアドレスの設定(=既にUsernameが設定してあればそれが使われるらしい)、SMSの設定を行います。
ただし、SMSは今のところ日本からは使えません(利用可能国のプルダウンリストにJapanが含まれていない)。
設定はこれだけ。
Facebookのサイドバーの ”Messages” をクリックすると、このような画面になります。
Message Inboxですね。
最初の時点では、Facebook上のフレンドとの過去のメッセージのやりとりが表示されているはずです。過去のチャットは残されていないようです。
フレンドのメッセージだけが、フレンド毎にまとめて表示されているので、かなりスッキリ見渡せますね。

フレンド以外の、ファン・ページからのメッセージ、あるいは外部からのメールはすべて ”Other” にまとまられています。
Other Inboxですかね。
フレンドからのメッセージ同様、1アカウント1スレッドです。
旧いMessagesでは1件毎だったので、これまたかなりスッキリしました。
また、MessagesからOther、OtherからMessagesへは、アカウント毎にいつでも移動できるので、重要なファン・ページはMessagesへ移動して目立つようにしておいたり、あまり親しくないフレンドをOtherへ移動したりすることも可能です。

これは自分のGmailとFmail 間のやり取りをFmail側で見た様子。
最初のがオレで次のは俺で三番目がオレです!w
上からFacebookからGmailへ、Gmailから、Fmailから、Gmailから、Gmailからの順番です(写真も名前も同じなので分かりづらいですが)。
Gmailから送ったHTMLメールはプレイン・テキストに変換されました。
iPhoneのGmailから送ったメールは署名込みで再現しました(これはiPhoneのメーラーの仕様かと)。

左はGmailでFacebookからのメールを表示させた様子です。
Facebook側での表示を踏襲したようなHTMLメールになっています。
ちなみに、Fmail側からの特徴は
・本文中に過去のConversation History(会話履歴)が含まれる
・文末に ”Sent from Facebook. Reply to this email to message ユーザ名.” という一文が付加される
・メールヘッダに X-FB-Internal-uuid というフィールドが付加されている
です。
過去の履歴がどこまで引用されるかは不明です。
あと、私はFacebookを英語モードのまま使っているので、日本語モードではConversation History や文末の一文は日本語表記になっているかもしれません。

6. チャットの様子
チャットはこのように保存されます。
この場合はチャットだけですが、この間にMessagesが挟まれば、それもまとめて表示されます。
また各発言の右はじ、時刻の右側に ”吹き出しマーク” が見て取れるかと思います。
上のMessageの場合は ”封筒マーク” が付いています。
つまり、Chatの場合は吹き出しマークが、Messageの場合は封筒がマークが付くので、どんな手段でのやり取りだったかが判るようになっています。
ちなみにこのチャット相手はマンチェスターの 10Radio というコミュニティ・ラジオのDJさん。宣伝してくれと言っているので、顔と名前を出しています。面白いプログラム満載なので是非聴いてみてください。毎日曜日夜のプログラムでは私が日本レポートをすることがあります(笑

右上の ”Actions” ドロップダウンメニューを操作することで、メッセージの操作をすることができます。
Forwardはフレンドあるいは外部の電子メールアドレスに転送することができます。
Archiveはまさにアーカイブ保存で、Inboxに表示されないようにします。ただし削除されるワケではなく、隣の検索ボックスで ”Archived Messages” を指定して検索すれば、検索することができます。
Move to Other(Messages)は、そのメッセージあるいはアカウントをOtherからMessagesへ、MessagesからOtherへ移動します。
こんな感じで、特にFacebook上でのフレンドとのMessagesやチャットなどでのやり取りを一元管理でき、外部との相互運用性があり、でもこれまでのFacebookのMessagesとほぼ同じ操作性を保っているということで、メールのようでメールでない不思議な感じです。
フレンド以外からのメッセージはひとまとめにして”その他” という割り切りもスゴいですね。
後はTwitterの返信、DMなんかがまとめられれば、対人コミュニケーションはこれで一本でオーケー! という可能性も感じます。