No Man’s Land @ 在日フランス大使館

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広尾の在日フランス大使館で開催されている「No Man’s Land」に行ってきました。

フランス大使館の旧庁舎が取り壊されることになり、解体する前に庁舎全体を使って様々なインスタレーション展示を行おうというもの。
日仏のアーティストが参加しています。

イベントのホームページはこちら

開館日は木曜〜日曜日まで。
開館時間は10時〜22時まで(ただし木・日は18時まで)
入館料無料。
入場にあたってIDの提示、身体検査などは必要ない。
期間は11月26日から2010年1月31日まで。

フランス大使館へは地下鉄日比谷線の広尾駅から歩いて5分ほど。明治通り沿いに古川橋方面へ歩き、ニュー山王ホテル先の小道を左折してすぐ。有栖川公園からならまっすぐ歩いてやはり5分。


入ってまず目につくのが既に有名になった感もあるプジョー207CCを使ったインスタレーション。

205までの、クラシックとも言えるデザインも好きだが、206以降のデザインも好き。
206が出た当時はそのデザインに対して賛否両論だったが、もうあの当時からボクは絶賛。

206が日本の路上に出て10年経つが、あの時点であのデザインというのはやはり凄かったと思う。対向車としてすれ違う206は惚れ惚れするほど格好良く、普通の大衆向け乗用車にあんなデザインをしてしまうモダンフレンチデザインに感心したものだ。

普通はフランス大使館に用はないので中に入るのは初めて。

207CCの後ろには3階建ての旧本庁舎が控えています。
ゲートをくぐると・・・

そこの庭は写真のような和風庭園。

”在日”大使館だからそれに合わせて日本風というわけではなく、やはりフランス人のジャポネスク趣味は筋金入りだと思わせますね。
流行とかじゃなく、本気で侘び寂びに憧れるのはフランス人だけだよなぁ。

庭をゆっくり眺めてから建物内に突入。

で、ここはエントランスロビー。
イベント開催中は簡単なカフェになってます。

いちおうこれもインスタレーション・・なのかな?

しかし、庭とこのロビーの落差がすごい。
いきなりなモダンポップな世界が展開され、これはフランスをなめんなよという挨拶でしょう。

本庁舎の地下1階から3階までの各室でインスタレーションが展示されているし、本庁舎横の別館にも展示があったり、とにかく数が多いです。

これほど沢山あるとは思わず、1時間もあれば全部見られるだろうと思っていたのですがとんでもない。
全部を見るのに1時間半もかかってしまいました。またインスタレーションという展示の性格上、見落としもあるかもしれない(笑

なので、ゆっくり全部を鑑賞するには2時間はあった方が良いでしょう。
ボクが行ったのは金曜日夕方だったので入場者の数も少なかったのですが、週末は混雑するでしょうねぇ。もしかしたら2時間あっても足りないかもしれない。

また、お勧めは日没前に入場し、暗くなってからライトを使ったインスタレーションを体験するパターン。
ボクも意図せずそういうタイミングで鑑賞したのですが、明るい昼間では気付かないものもありますし。
行くならたぶん金曜日や土曜日の夕方が良いのではないでしょうか。

最後にいくつか展示作品をご紹介。

正直207CCとかプジョーやシトロエンといった名前に釣られて行ったイベントですが、予想外に本格的なアートぶりで思わぬ収穫でした。

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