In The Wake Of Summer Wars


ボクの実家は信州上田。別にどうってことない普通の地方都市なんですが、上田城とか菅平高原があったりして観光客が多いと言えば多いのが特長なんですが、今年の夏はいつもとちょっと違ったようです。

だいたい盆地だし標高もそれほど高くない上田の夏は暑い(下手すれば東京より暑い)ので、夏の休日は軽井沢へ遊びに行っちゃうか連休なら海へ行っちゃうので、夏の観光シーズンの市内ってよく知りませんでした。
今年は離れて暮らす子供が高校受験なのでそれに付き合ってあまり遊びに行くこともせず、レジャーといえば市内観光でお茶を濁す程度にしたのですが、上田ってこんなに観光客が多かったのかとビックリするほど観光客が多い。

要因は二つありそうで、一つは例の千円高速道路。それともう一つが映画の「サマー・ウォーズ」。

サマー・ウォーズはヤラれてしまった人も多いアニメ映画で、”映画”としてもきちんとした作品であることが単なるアニオタ層だけでなく、一般の映画好きにまでファンを広げている要因。というのはもうみんな知ってる話かw

この連休、別所温泉を通りかかった際に、別所温泉の駅で大パネル(↑)を見つけてしまったのが運の尽き。息子と一緒にスタンプラリーに挑戦してしまいました。


まず別所温泉駅でスタンプをゲット。
続けて近くの北向観音でゲット・・・しようとしたら夜だったのでスタンプが片付けられていて断念。

そこで別所線の始発駅である上田駅へ。
ここのスタンプはJR東日本の新幹線の改札口前に設置してありました。
今になって考えれば、別所線の改札のところにも設置してあるかもしれません。

別所温泉のパネルは著作権の問題もあって敢えて似せずに描いてあるのですが、こちらは本物のポスターを使用(笑

スタンプラリーを開始して30分、この時点で夜10時を回ってしまったので、残りは翌日へ。


翌日は午前中から活動。市街地自体はコンパクトなんですが、別所温泉まで含めると結構広いですから。

まずは岡崎酒造。
暖簾の脇から中に入るとスタンプ台があります。気兼ねすることなく勝手にずんずん入って押してくればオーケー。

ここは柳町といって旧北国街道の名残を残しているストリートで、岡崎酒造のすぐ先にはラヴァンという天然酵母を使ったパン屋さんとか、そのさらに先にはいろんな意味で有名(笑)な蕎麦の大西とかあります。

柳町から歩いて数百m、上田城へ向かいます。

上田城は花見のシーズンなど多くのローカル、観光客が訪れて大変な賑わいになるんですが、このシルバーウィークも大混雑。
城内の駐車場からもクルマが溢れてました。

お城を出たところに観光会館というお土産販売や資料展示を行っている施設があって、そこの2階にスタンプ台が設置してありました。
2階は上田市フィルムコンベンションの施設も兼ねていて、この地方で撮影された映画の資料なども展示されてます。降水量も少ないし晴天率も高いので昔から映画撮影が多く行われていますからね。
そういえばボクも高校時代に何度かエキストラに駆り出されたことがありました。

映画好きには面白い施設ですね。



市街地での最後のスタンプは池波正太郎記念館。
ここは写真を撮り忘れてしまったw
スタンプ台は建物の中。
入り口に入館料の表示などがあり、スタンプ押すのに金がかかるのかよ!? と一瞬焦りましたが、スタンプ台は受付の手前にあるので大丈夫。受付の(元)お姉さんに向かってニッコリしてスタンプを押させてもらいます。

池波正太郎とくれば刀屋の蕎麦でしょうということで、刀屋へ移動。
ここは蕎麦の量が尋常でない(というか上田のそば屋は刀屋の影響かどこも量が多い)ので、普通の大人は並で、女性は小で、青少年は大盛りを注文すれば良いかと。
しかし、開店直後にしてこの行列。
すぐ近くにあるお店の駐車場もいっぱい。

刀屋を断念し、やはり近くにある草笛というそば屋へ移動するも、そちらも大行列。そこはかなり大きな駐車場があるのですが、やはり駐車場からクルマがはみ出して行列していました。

個人的な感想を書くといろいろ差し障りがあるので、一般的な評価を地元の知人にインタビューしてみたところ、刀屋は先代のおやじさんの頃はともかく、今は草笛に負けているのではないかという意見が大勢でした。
まぁ蕎麦なんて好きずきなのでどっちでも良いと思うのですが。


スタンプは6カ所。
ここまで、別所温泉駅、上田駅、岡崎酒造、観光会館、池波正太郎記念館の5カ所で押したので、残るは昨夜断念した北向観音。

ということで、北向観音まで行って、今日はちゃんとスタンプをゲット。
スタンプ台は本堂の中に置いてありました。
これじゃ夜は押せないよね。

スタンプを6個集めても何か貰える訳じゃないですが、とりあえずコンプリートで嬉しい。
だいたい、駅以外は高校時代の通学路なので目新しさも何もあったもんじゃないと思っていたのですが、こうして観光客として歩いてみると、それはそれで新鮮でした。
いつもは近所のオバアさんしか歩いていないような場所に、若い女の子のグループが歩いているのを見るとワケもなく嬉しくなったりして(笑


別所で終わっちゃって時間が余っちゃったので、別所温泉と塩田平を観光。

まずは別所の安楽寺。
ここは国宝の八角三重塔が有名。
鎌倉時代からの由緒ある禅寺で、中国宗代の影響を受けたものですね。

恥ずかしながら、この三重塔の実物を見るのは今回が初めて。
山の中の石段を上り、拝観料を三百円也を払って、さらに石段を上って行くと、写真のように塔が見えてきます。

そぉかぁ、昔から権力者は宗教と結びつき、こうして庶民のエモーションを管理しながら支配してきたのだな・・などとヒネくれた感想は持たず素直に観光してきました。

塔は一見屋根が4つあって四重塔のように見えますが、最下段はひさしなので、三層三重塔が正解です。


別所温泉から上田市街へ戻る途中の風景。
映画サマー・ウォーズにもこうした田園風景というか日本の原風景にインスパイアされた絵がありますよね。

映画の公開前、「上田でロケしたアニメ映画」という話を聞き、へっ? アニメなのにロケ? と不思議に思ったものですが、実際に映画を見て納得。
たしかにありそうでなかなかない風景ですね。

この辺りはこんな感じの風景があちこちにあるのですが、最近は宅地化も進んでいて、特に幹線道路沿いは普通の田舎なので、実際にこのような風景を探すには田んぼの中をぐるぐる回らないとならず大変です。

別所線の舞田駅。
塩田平の真ん中にある無人駅です。
これも映画に出てきたような風景ですね。

昼間は1時間に2、3本しか走らない単線なので、踏切の中からこうして撮ってもまず平気。
最近は古い丸窓電車のレプリカも走っているようですが、東急からお下がりのステンレス車両がメインです。
東急沿線の人には田舎風情も感動もないかもしれませんw
まぁなんといっても、ここは東急の勢力圏ですからね(というか、右に見える山の向こうが東急創業者の出身地)。

てな感じで、思わず地元を観光してしまいましたが、なかなか興味深いものもあり楽しかったです。
地元出身のボクでさえそうだったので、サマーウォーズ、千円高速をきっかけに訪れた観光客の人も楽しめる場所じゃないでしょうか。
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