CNET(US)のインタビューでSkyhookのCEOが語った内容によると、
iPhoneで測位(位置特定)にSkyhookの情報が使われる割合は2/3〜3/4程度
とのこと。
逆に言うと、GPSのみ、あるいは携帯の基地局の情報のみで測位できるのは1/3〜1/4程度しかない。かなりの割合でSkyhookのWi-Fiデータベースに頼っているということだ。
正直、まぁそんなもんだろうなと思う。
上の画像は1年前(2008年7月)にSkyhookのカバレージ情報のページに掲載されていた関東地方のWi-Fi APのマップ(位置情報が判明しているWi-FiのAPを地図上にマッピングしたもの)。
その時の記事がこれだが、2008年1月時点では日本のWi-Fi APはほとんどSkyhookでは把握しておらず、成田から高速で首都高まで来てぐるっと回って帰りました。というのが一目で分かるようなものだった。
それが2008年7月(iPhone 3Gの日本発売)に間に合わせるようここまで整備したのが昨年の話。
それから1年経ってのSkyhookのWi-Fiマップが下の図。
首都圏のカバー範囲が広くなってるのが判る。
昨年は外環道内くらいだったのが、今年は16号の内側まで広がっている。
また首都圏だけでなく、中央道で名古屋まで行って市内をぐるっと回り、名神で京都と大阪をぐるっと回り、ついでに天橋立を観光に行って、東名で東京へ戻って来ました。
程度にカバー範囲が広がっている。
なので、日本の太平洋岸の大都市圏ではかなりの割合でSkyhookのカバー範囲に含まれると思われ、Skyhook CEOの言う通り、iPhoneで測位する場合の2/3以上はSkyhookのサービスのお世話になっていると思われる。
Skyhookも頑張っているが、GoogleではGSVカーではWi-Fi APの走査・検出はしないのだろうか。GSVの方がよほどカバー範囲が広いと思うし、Google独自にWi-Fi APのデータベースを持てばAndroid携帯にとってアドバンテージにもなると思うのだが。
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